発達障害と睡眠の関係
発達障害を疑うおもな特徴
- 言葉の発達を中心としたコミュニケーション能力が低い
- 周囲の大人や子ども達と感情を共有することが苦手
- 自分の意思を伝えるのが苦手
- 先の見通しが悪い
- 不器用
- 興味や関心が狭い
- ある特定のものや場所などに強いこだわりがある
発達障害は、遺伝的な要素が強く、生まれつき、もしくは幼少時期に生じている軽度の脳機能の障害と考えられています。また発達障害の子どもは 、脳の中にある体内時計の形成が未熟であったり 、長めだったりするために 、規則正しい睡眠のリズムを作るのが難しい傾向があります。
子どもの脳の発達には睡眠中のレム睡眠が大きな役割をはたしています。赤ちゃんが大人に比べて、レム睡眠の割合が多いのはこのためです。
幼少時から小中学生の睡眠は、単に身体を休ませるだけのものではありません。脳細胞のネットワークを構築し、未熟な脳の機能を完成に導き、情報処理能力を維持、高めるためのものでもあります。これらが上手くいかないと発達障害の軽度脳機能障害に影響を与えます。