成長ホルモンと睡眠

子どもの睡眠について

身長を伸ばしたり、筋肉を作ったりするのに成長ホルモンは欠かせません。さらに成長ホルモンは脳の発達や記憶の定着などにも深くかかわっています。この成長ホルモンは寝付いてから最初に訪れるノンレム睡眠中に多く分泌されることが分かっています。

睡眠中にたくさん放出される成長ホルモンが、子どもの身体の組織と脳の成長を促しているのです。

 

成長ホルモンは睡眠の第一周期と第二周期、すなわち寝付いてから4時間程度で1日の8割近くが分泌されると考えられています。特に夜の23時〜午前2時ごろが分泌のピークになります。

そのため、身長を伸ばしたり、脳の成熟を促したりする成長ホルモンをたくさん出すためには、この時間に深く寝ていることが大切です。

成長ホルモン分泌向上のためには、少なくとも22時までには就寝して、深い睡眠周期に向けて身体を早期に休ませる必要があります。

子供にとって睡眠は身体を休めて疲労を回復するだけでなく、脳の発達にも大変重要です。特に成長ざかりの乳幼児から思春期までは良質な睡眠をたくさんとる必要があります。

もし、お子さんがよく眠れていないと感じたら、早めに対処することが大切です。