乳幼児睡眠コンサルタントによるねんねの改善例

こどもの睡眠障害について

<背景>
・低月齢の頃より胃軸捻転、胃食道逆流疑い、咽頭軟化症疑いがあり、縦抱き抱っこでの寝かしつけを指導される
・現在は便秘、嘔吐あり
・病院にて上記疑いが晴れてからねんねトレーニング開始

<悩み>
・とにかく寝てくれない。昼寝もできず、寝かしつけに何時間もかかり、一日中寝かしつけをしている
・離乳食が進まず、9か月現在も1回食
・成長発達:身長体重は成長曲線に沿っているが寝返り(寝返り返り)のみ(ずりばいはまだ)

<コンサルテーション開始前の睡眠ログ>

・一日の合計睡眠時間が8-9時間の日もあり

・明け方覚醒してから12時間以上寝られない時間帯あり

<睡眠コンサルタントによるアドバイス>

①日中のリズム形成(起きている時間、寝ている時間、食事・授乳の時間を区別する)

②起きたら部屋を明るくし、しっかり活動させる

③寝かせるために授乳するのではなく、眠くなる前に飲ませ、一定量飲ませた後は口を離す

④本人が眠くなってきたタイミング(起床後2.5時間前後)で、親主導で寝かしつけに入る

⑤寝る前の手順をルーティン化して、赤ちゃん本人に寝るモードになってもらう

⑥寝室環境の整備(室温、暗さ)など

<1か月後の睡眠ログと改善内容>

・朝昼夕寝において、ベビーベッドに置いたら1人で寝付くようになった

・日中に安定して3回昼寝ができるようになり、1日の合計睡眠時間が13-14時間にまで伸びた

・授乳時にはごくごく飲んで自ら口を外すようになった

・離乳食も集中して食べてくれるようになった

・嘔吐も減り、自然排便できることも増えた。